生まれ育った実家にいた18年間、



ほとんど家事の手伝いも、料理もしたことがなかった親不孝な私。





大学進学とともに実家を出て、晴れて貧乏学生生活を始めましたが、




親に料理を習ったわけでもなく、


料理本を買うお金もなく、


インターネットの繋がらないワンルームアパートの一室に住み、


当時の携帯電話ではネットで調べ物をすることもままならず、




食うに困った私は、完全にオリジナルで、独創的な料理を始めました。





初期はそれはもう、かなりアヴァンギャルドでエキセントリックな、


つまり食えたもんじゃない料理を作っていましたが、




テレビなどで聞きかじったレシピや、


バイト先の厨房で横目に盗んだ小技をもとに工夫して作るうち、


だんだんと料理の楽しさに目覚めていきました。





ただし、


女子力という才能を、


母のお腹の中、もしくは前世に忘れてきてしまったらしい私は、


とことん面倒くさがりのものぐさ。




調理時間は30分以内で、


洗い物も極力少なく済ませたい!


という手抜きなズボラ料理です。





ちなみに味付けも完全に勘なので、


材料の分量には全く触れません、


というか自分でも分かっていません。


『だいたい』です。




さらに言えば、


偉そうにレシピ集なんて載せてしまったものの、



料理は好きではありますが


得意でも上手でも全くありません。


完全に自己満足料理です。





それでもよろしければ


一度、ためしに


覗いてみていただけますでしょうか?











*クリームシチュー*






息も凍るほど寒い冬の夜




真っ白な湯気の立ち昇る


クリームシチューはいかがですか?





市販のシチュールウは使わずに、


ホワイトソースを使って作ってみましょう






【材料】


鶏もも肉 


玉ねぎ 


じゃがいも


にんじん(なくてもいいかな) 


バター 


オリーブオイル 


白ワイン 


牛乳


ホワイトソース(HEINZ缶)


塩コショウ 


ブイヨン






【作り方】


鶏もも肉は、臭みが出ないように皮を剥いでから使うと良いような気がします。




鶏肉に粗挽き塩コショウを強めに振って、



お鍋にバターとオリーブオイルをミックス。



鶏肉を香ばしく焼きます。



皮が付いている場合は、皮目から焼きます。

カリッとね!




櫛切りにした玉ねぎを投入して、


一口サイズのにんじんとじゃがいもも投入して、



白ワインを加えて軽く煮込みます。




しばらくしたら水を入れて煮込むのですが、


アクが出ちゃいますね。



私は100均で購入した『アク取りシート』を載せて煮込んでいます。



あれ、便利ですよね………。


お鍋に張り付いていなくてよくなったので、その間に他のことができます。



アクが出きったらシートを外して、


ブイヨンをちょっとだけ入れて、


さらに煮込みます。




牛乳とホワイトソースを入れて、さらにコトコト煮込みます。



私はハインツのホワイトソース缶を愛用しています。




しばらくすると、甘くて優しい、心癒される香り……。




あとは放っておけば、


30分もあれば


いい感じのトロトロシチューに。





あ、でも、焦げ付かないように


ときどき様子を見に行くのを


忘れちゃいけませんよ!



私の二の舞になりますよ!笑




黒いおこげが所々うかんだクリームシチューは


予想以上に不気味な代物です……










*バターチキンカレー*






独特のスパイスの香り


ほろほろになった鶏肉


ヨーグルトのほのかな酸味




印度風のバターチキンカレーは


いかがですか?







【材料】


鶏肉 


玉ねぎ 


ヨーグルト


バター 


ブイヨン


塩コショウ


にんにく 


しょうが


ターメリック


カレー粉

(カレールウではなく、インドカレースパイスミックスを使いましょう♪)


各種スパイス

(ガラムマサラ、チリペッパー、シナモン、ナツメグ、コリアンダー、クミンシード、クローブ、カルダモン、などなど、お好みで)






【作り方】


鶏肉はもも肉でもむね肉でも、お好みで。



もも肉ならジューシーな仕上がりに。


むね肉なら煮込むとほろほろに。


ささみもさっぱりとして美味ですね。




鶏肉をヨーグルトに漬け込んでおきます。


最低でも20〜30分。




お鍋に油を敷かずにカレー粉を炒めます。



カレー粉をいったん皿に取りのけておいて、



お鍋でバターを溶かして、粗みじん切りにした玉ねぎを炒めます。



バターと玉ねぎの香ばしいかおりが広がって、幸せな気分に……



あめ色になるまで炒めるのが理想。


あめ色たまねぎって、とっても素敵なネーミングですよね。




すりおろしにんにくや刻みにんにくをお好みで加えると、さらに美味しそうな香り。




ヨーグルト漬けの鶏肉を投入して火を通します。



だいたいのところで水をひたひたになるまで加え、ブイヨンを加えて煮込みます。



せっかくなので、ちょっと高価で美味しそうなブイヨンを奮発。



あと、スパイスコーナーやカレールウコーナーに売っている「玉ねぎペースト」を加えると、コクのある味わいに。




ひと煮立ちしたら、炒めておいたカレー粉を投入します。



お好みでスパイスを加えてもよし。


ガラムマサラ

クミンシード

ターメリック

カルダモン

コリアンダー

ナツメグ

クローブ

チリペッパー(辛味づけ)

シナモンパウダー

ショウガパウダーはたっぷりめに。



あとは気長にぐつぐつ煮込むのみ。


がんばって1時間以上!



仕上げにバターを落として、コクと香ばしさUP。




いい感じにクリーミーな、ほんのりオレンジのブラウンに仕上がります。




お米はターメリックの粉と少量のバターを入れて炊くと、いい感じの黄色がついたパラッとしたターメリックライスになりますよ。



ちょっと刻みパセリを散らしたりして、彩りUP。




あんまり手間をかけずに、本格的な見た目のバターチキンカレー、出来上がりです!