「あっ、あたしが悪うございました……っ！！！」







「ったりめーだろ！！


てめえが悪いんだよっ、わざわざ言わんでも分かってる！！」







「はいぃぃぃっ！！


ごめんなさい、反省してますっ！！」








蓮見はきつく眉根を寄せ、ちっと舌打ちをした。







「………ったく……。

この俺をこんだけ煩わせるとは、てめえ、何様のつもりだ」






「………うっ、だ、だって………」






「言い訳があんのか、あぁん？」






「は、蓮見が………」







蓮見が悪いんじゃん、と言おうとして、あたしは口を噤んだ。





ここまでこじれたのは、蓮見だけが悪いわけじゃない。





あたしが意地を張りすぎたのも悪いんだ。