「なんで、陳列棚の管理もまともにできねえんだよ」






「すみません……ここのところ、クリスマス前ということでお客様が増えて、店員たちもばたばたしていたもので………」






「言い訳するな!」







もごもごと話す店長の言葉を、蓮見がぴしゃりと遮った。







「ばたばたしてた、だと……?


店員が忙しいんなら、お前がやれば済むことだろうが!!

棚の整理くらい、30分もありゃあ十分終わるだろ!?


仕事終わりに30分だけ残って自分がやろうって気にもならねえくらい、お前はこの店に愛着がねえのか!!」








ただただ頭を下げる店長に向かって、蓮見は腕組みをして威丈高に言い放った。