「あのぉ、何か問題がございましたでしょうか………?」






店長が哀れなくらいびくびくした様子で、顎を上げた不遜な態度の蓮見を上目遣いに見上げる。






蓮見は遠慮なく厳しい目つきで店長を見下ろしている。






そして、「これ、どういうことだ?」と試し書き用の紙ロールを指差した。







「あのぉ、どういうこと、とおっしゃいますと?」







いかにも鈍い感じの答えに、蓮見の顔はみるみる険しくなっていく。







「見て分かんねえのか、あぁん?」







その口調、もはやヤクザだ。





店長は縮み上がった。