そんなふうに、貴重な休日だというのにいつも通り蓮見にこき使われつつ……。




あたしたちは近辺の雑貨屋や本屋の文具コーナーを回った。






ある大手小売チェーンの入っているデパートを出ると、外はすっかり暗くなっていた。






「おう、もうこんな時間か」






蓮見が腕時計を見て、小さく言う。





やっと終わりか、とあたしが期待に胸を膨らませていると。







「次で最後にするか」






という蓮見の一言にうなだれた。




どこまでも妥協しないやつ!!