「なにが信じらんないんだよ?」





「あんたの神経がだよ!!」






あたしは蓮見の肩を思いっきり殴った。





蓮見は「いってーな!」と目を丸くする。







「………あの、いちおー聞いときますが」






「あぁん?」






「飲み会ぬけだして、会社でいちゃつく的な、オフィスラブの王道的展開にこれからなっていくわけでは、もちろんありませんよね?」






「はぁ?」







蓮見は心底わけがわからない、といった怪訝な顔になった。