そのとき、突然蓮見が、あたしの肩を抱いてきた。
何事か、と目を丸くしていると。
「………わっ!?」
いきなり、あたしの頬に、蓮見の唇が触れた。
「こっ、こんなとこで何すんのよ!!}
「したかったからしたんだよ。悪りぃか」
「ば……っ、馬鹿!」
ーーー顔が熱いっ!!
思わず俯いたあたしの耳に、蓮見の甘くて低い声が降ってくる。
「………清水って、ほんと、俺のこと好きなんだな」
あたしはちらりと蓮見を見上げ、呟くように答える。
「………好きじゃなきゃ、付き合わないでしょ」
「………ふっ、面白え」
蓮見がにっと笑って、肩を抱く手に力をこめ、ぐいっとあたしを引き寄せた。
「………意外とかわいいな、お前。
仕事も一段落ついたし、これから思いっきり構ってやるから、安心しろよ」
あたしは両手で顔を覆い隠し、照れ隠しに、蓮見の脛を思いっきり蹴りつけた。
*
Fin.
本編↓↓
【半径1メートル以内、立入禁止。】
何事か、と目を丸くしていると。
「………わっ!?」
いきなり、あたしの頬に、蓮見の唇が触れた。
「こっ、こんなとこで何すんのよ!!}
「したかったからしたんだよ。悪りぃか」
「ば……っ、馬鹿!」
ーーー顔が熱いっ!!
思わず俯いたあたしの耳に、蓮見の甘くて低い声が降ってくる。
「………清水って、ほんと、俺のこと好きなんだな」
あたしはちらりと蓮見を見上げ、呟くように答える。
「………好きじゃなきゃ、付き合わないでしょ」
「………ふっ、面白え」
蓮見がにっと笑って、肩を抱く手に力をこめ、ぐいっとあたしを引き寄せた。
「………意外とかわいいな、お前。
仕事も一段落ついたし、これから思いっきり構ってやるから、安心しろよ」
あたしは両手で顔を覆い隠し、照れ隠しに、蓮見の脛を思いっきり蹴りつけた。
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Fin.
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【半径1メートル以内、立入禁止。】