すっとんきょうな声で叫んだあたしを、蓮見が迷惑そうな顔で見下ろしてくる。







「声がでけえよ、落ち着け馬鹿」







でも、これが落ち着いてられますか!?







「え、えーとえーと、ちょっと待って!!


あんた今、プレゼントって言った!?」






「あぁ、言ったよ。聞こえただろ?」






「き、聞こえたけど、理解できない!」






あたしが目を白黒させていると、蓮見は呆れたように顔を歪めた。







「鈍い女だな………。


クリスマスのプレゼントだよっ!」







そう言った蓮見の顔は………





ほんのりと赤くなっている、ような。





酔いのせいだけじゃ、ないよね?