「…………ば、ばかっ!!
先輩をからかうんじゃないっ!!」
苦し紛れの精一杯でそう返すと、南くんは不思議そうに首を傾げた。
「え、からかったつもりは……。
飲み過ぎじゃないのかなって、すこし心配になっただけで………」
「………そっちかい」
「え? そっちって?」
「いえ、こっちの話です………」
てっきり、南くんの急接近に照れて顔が赤くなったことを指摘されたのかと思ってしまった。
なーんだ、飲み過ぎで赤くなったと思われただけか。
あぁ、南くんが鈍感でよかった………。
ーーーそれにしても、心配、だなんて。
無駄に面倒見がよくて他人の世話ばっかり焼いているあたしを心配?
そんなの、稀なケースすぎて………照れくさいわ、ばか!!
先輩をからかうんじゃないっ!!」
苦し紛れの精一杯でそう返すと、南くんは不思議そうに首を傾げた。
「え、からかったつもりは……。
飲み過ぎじゃないのかなって、すこし心配になっただけで………」
「………そっちかい」
「え? そっちって?」
「いえ、こっちの話です………」
てっきり、南くんの急接近に照れて顔が赤くなったことを指摘されたのかと思ってしまった。
なーんだ、飲み過ぎで赤くなったと思われただけか。
あぁ、南くんが鈍感でよかった………。
ーーーそれにしても、心配、だなんて。
無駄に面倒見がよくて他人の世話ばっかり焼いているあたしを心配?
そんなの、稀なケースすぎて………照れくさいわ、ばか!!