「………もーいーわ。

あんたと話してても、時間の無駄だ。

とにかく、30分以内に作り直せばいいんでしょ?」




あたしが悟りの境地でそう言うと。




「分かればよろしい。


つーかさぁ、おまえ結局、いつも最後には俺の言うこと聞くことになるんだから、

最初から、要らん口答えせずに素直に従ってればいいんだよ。


ったく、毎回毎回、手間かけさせやがって……可愛くねえな」




蓮見は迷惑そうな顔で呟いてくるりと踵を返すと、深々と溜め息をつきながら、すたすた自分のデスクに戻っていった。




――――ろくでなし!!


人非人!!



お前なんか、地獄に落ちて業火に焼かれてしまえ!!


そしてあたしに対する横暴を死ぬほど悔やむがいい!!