驚愕のあまり言葉もなく口をぱくぱくさせるあたしをよそに、蓮見は深々と溜め息をついた。
「よく、馬鹿な女がさ、『浮気オトコなんてサイテー!!』とか偉そうに言うけどさ。
まったく、笑止千万だよ。
そーゆー上から目線な文句は、男が浮気する気にもならないくらい魅力的な女になってから言えよ。
って俺は言ってやりたいね。
あーまったく嫌だよ、馬鹿なくせに偉そうな女ってのは」
…………もう何も言うまい。
あたしはうなだれて、改札へ向かって足を速めた。
「よく、馬鹿な女がさ、『浮気オトコなんてサイテー!!』とか偉そうに言うけどさ。
まったく、笑止千万だよ。
そーゆー上から目線な文句は、男が浮気する気にもならないくらい魅力的な女になってから言えよ。
って俺は言ってやりたいね。
あーまったく嫌だよ、馬鹿なくせに偉そうな女ってのは」
…………もう何も言うまい。
あたしはうなだれて、改札へ向かって足を速めた。