蓮見が意外そうな顔になる。





「なにが恥ずかしいんだよ?」





「自分で自分をカッコいいとか……聞いてるこっちが赤面ものだっつーの!」





「なんでだよ、真実だろ?」





「あんたはうちの室の恥さらしだ!」





「ははっ、なーに言ってんだか。むしろ俺と同じ室に配属された僥倖を喜べよ」





「だれがっ!!」





「こんなにカッコよくて仕事まで出来る男なんて、側にいるだけで光栄だろ」





「だーかーら、自分で言うな!
星野さんを見習ってよね、あんなにカッコよくて仕事できるのに、一回でも自慢してるの聞いたことある?」





「確かに星野さんもカッコよくて仕事できるけど、俺のほうがカッコいいし、仕事できるだろ」





「そーゆー話してんじゃないっ!」