がたがた震えながら必死に頷いている山田くんを見下ろし、蓮見はさらに続ける。






「つーか、さぁ。

とにかく、お前の頭ん中、ぐちゃぐちゃすぎるわ。


せめてもうちょっと賢くなってくれよ、頼むから。

このままじゃ、俺とまともに会話することもままならないだろ?


あ、修正は明日の朝一で提出してくれよ。

これが出ないと、俺の仕事が進まねえんだよ。


………これ以上、俺の足、引っ張らないでくれよな?」







悠然と微笑みながら告げた蓮見の顔を、山田くんが呆然としたように見上げる。







「………あ、あの、でも、今日、これから飲み会………」







「知るか」







案の定、蓮見の表情が変わるはずもない。