「………え?」






あたしは瞼を上げる。




小さく笑う蓮見と、目が合った。







「………すっかり忘れてた。


半径1メートル以内、立入禁止ーーーだったよな?」






「な………っ」







蓮見がからかうように笑って、ぱっと身を起こす。




そして、ベッドの端に移動した。







その距離、約1メートル。









………ムカつくーーーっ!!!!








あたしは怒りのエネルギーを眼力に転化して、ぎろりと蓮見を睨みつけた。