まっすぐに見つめてくる蓮見の視線がなんだかくすぐったくて、あたしが思わず目を背けかけると。







「こら、清水。人の話は目を見て聞け」







蓮見がぐいっとあたしの顎をとらえた。






ーーーぱちりと、目が合う。




やばい。めっちゃどきどきしてきた。







………でも、騙されちゃだめだ!!








「………あたし、浮気する男は大っ嫌いなんだけど」








あたしの精一杯の主張に、蓮見が唇に薄い笑みを浮かべる。








「ーーーお前となら、俺は浮気しなくても済む気がする。


いや、確実にしないな。


だから、付き合ってやってもいいぞ」








………最後の最後に、俺様でたーっ!!





まぁ、分かってたけどさ!!



だって、蓮見だもんね!!