視界には、白い天井。




蓮見に腕をつかまれ、ぐいっと引き上げられ、ベッドに横たわっているのだ。






「………え、ぇと、蓮見?」






「……………」






蓮見は無言で、あたしに覆いかぶさってきた。




頭が真っ白になる。




蓮見の熱い息を首筋に感じた。







まさか、前みたいに………




って、一瞬びくりとしたけど。






蓮見はそのまま、ぎゅうっとあたしに抱きついてきただけだった。