昼休憩の時間になったので、あたしは一番近くの第二食堂に向かった。



ラーメン炒飯定食をトレイに乗せて、空いている席を探す。



いつものことながら、社食はたいそう混雑していて、どのテーブルにもグループで食事をする社員たちが座っている。



相席しやすそうな席を目で探しながら、テーブルの隙間を歩いていると。




「おう、清水」




斜め後ろから名前を呼ばれた。



この、ぞんざいな声………。


振り向くと、やっぱり蓮見だった。




「ここ、空いてるぞ」



「………そりゃ、どーも」




他に座れそうなところもないので、あたしは仕方なく傲岸不遜男の隣に腰かけた。