「なんでその体調で仕事するわけ!?

さっさとベッドに戻りなさいよ!!」






「はぁ?もう元気だから仕事するんだよ」






「それは薬で一時的に楽になってるだけなのっ!!」







あたしは蓮見の手首をがっしりと掴み、ずるずるとベッドまで連れ戻した。






「寝ろ、馬鹿!!」






「……この俺に馬鹿とは」






「四の五の言わずに、黙ってあたしに従え!!」







あたしは蓮見の口真似をして、ばさりと蓮見の身体に布団をかぶせた。