……………はぁ？





いま、なんて？？






あたしの耳、おかしくなってる？？







でも、どうやらあたしの耳は健康そのものらしい。




だって蓮見は、部屋の隅にあるデスクに置いてあるデスクトップパソコンの本体の電源ボタンを押したから。







「………ばっ、かじゃないの！？」







あたしは病人相手だということを忘れて、本気で怒鳴った。





蓮見が驚いたような顔をして振り返り、あたしを見つめ返す。







「………いきなりどうした、清水。

ヒステリーか？ 見苦しいぞ」







ーーーああ、神様仏様閻魔大王様。



身体を心配してあげている心優しい同期の美女に冷酷な言葉を浴びせかけるこの男を、どうぞ懲らしめてやって下さい。