「だいぶ調子よくなった?」





「あぁ、飯食って寝たら、かなり楽になった」






蓮見のおでこに手を当ててみると、確かにさっきに比べてずいぶん体温は下がったみたいだった。






「清水、のど渇いた」






横柄な態度で偉そうに言うのがあまりに蓮見らしくて、あたしは笑いながら「はいはい」と答えた。




コップになみなみと水をついで手渡すと、蓮見は喉を鳴らして一気に飲み干す。




コップをテーブルに置き、うーんとの伸びをした蓮見は、次の瞬間、信じられない発言をした。







「ーーーさて、仕事するか」