手を当てて、あたしは驚く。



予想以上に熱かったのだ。







「ーーーわ、やっぱ熱あるって!」





「………そうか?」






これは確実に38度は超えてるな。







「信じらんない、あんたってほんとにおかしいよ!どうかしてる!」






あたしが言うと、蓮見は、さも嫌そうに顔をしかめる。






「………清水。お前いま、俺のこと馬鹿にしてるだろ」





「してるよ!自分で熱あるかどうかも分からないとか、子供じゃあるまいし!」






「子供だと?馬鹿にするな」






「だって確実に馬鹿だもん、生活面に関してはね!!」






「ーーーこの俺を馬鹿にした女は、お前が初めてだ」






蓮見は真顔で言った。