「うるっせえなあ。俺はな、お前の行き過ぎた嫉妬と束縛に嫌気が差したんだよ！」







蓮見の言葉に、佐藤さんが黙り込む気配がする。








「お前、好きだから嫉妬するんだとか抜かしてたけどなぁ。


そもそも、俺みたいに格好良くて仕事の出来る男を好きになったんなら、俺がモテることに嫉妬してんじゃねえよ、当然のことなんだから。


それに、心の中で嫉妬するのは勝手だが、それを俺に押しつけてくるなよ。

俺を縛りつけようとするな。


俺は他人から自分の行動を干渉されるのが、この世でいちばん大嫌いなんだよ！」







「……………」







なんていう自己中発言………。



さすが蓮見としか言いようがない。






佐藤さんは、蓮見の勢いに押されて言葉も出ないらしい。