「………お前、いま、めちゃめちゃ失礼なこと考えてるだろ、どーせ」






「えーべつにー? 真実ですけどー?」





「清水のくせに生意気な!
下らんこと考えてる暇があるなら、俺の仕事を手伝え」





「はっ!?」






あたしの前に、蓮見が有無を言わさずどかどかっと書類を積み上げた。






「ーーー今日中に、全部、チェックして修正しろ。

もし間に合わなかったら……分かってるよな?」







ひいぃーーーっ!!




悪魔の微笑み!!






ってゆーかこれ、何冊あんの……ひぃ、ふぅ、みぃ、よー………







「………無理ぃーーーっ!!!」








あたしは慌てて突き返そうとしたけど、その時には既に、蓮見は室を出ていた。






くっそー………




言い逃げか!!



渡し逃げか!!