あたしが観念したように言うと、吾郎の顔がぱっと輝く。






「やったぁ♪ 朋ちゃん大好き!」






吾郎はあたしの顔を両手で包み込み、唇にぶちゅっとキスをした。





何年かぶりのまともなキスに、あたしは思った以上に動揺してしまう。






吾郎は顔を離して、あたしの頬をとらえたまま、じいっと上目遣いであたしを見つめてくる。







ーーーあ、やばい。



なんか、はずかし………




か、顔が熱い………っ!!







あたしは顔を背けて紅潮を隠そうとするけど、吾郎は手を離してくれなかった。