それに、彼氏がいるから、とかいう理由で、蓮見が納得してくれるはずもなく……。







「ま……事情は分かったよ。

集計は明日の午前中でもいい。

ただし、表にまとめるとこまで済ませろ」






………あれっ!?



え、いいの!?



今日じゃなくていいの!?





今の理由で納得してくれたの!?






あたしはぽかーんと口を開いたまま、蓮見を見上げた。




その頭を、蓮見が丸めた紙の束で叩く。






「いった!」





「アホ面してる暇があったらとっとと仕事に戻れ!」





「あっ、はい……」






あたしはこくこく頷いて、パソコンに向き直ったものの。