「で、清水さんは今、カレシとかいないの?」





「いないいない、ぜんっぜん!! ってかもう何年も寂しい独り身ですよ……」





「えー、意外ー」





「だって出会いないもん!!

身近にいる男といえば蓮見くらいだし、ありえん!!」





「まぁ、そりゃあねぇ……顔は良いけどねぇ……」





「でもさ、あのかっこいい先輩、あ、星野さんか、同じ室じゃなかった?」





「星野さんにはもう長いこと付き合ってる彼女さんがいるからさ」





「そーなんだ。まぁあんだけかっこよくて優しかったら当然か」





「だよねー」






そんな話をしているうちに、いつの間にかだいぶ時間が過ぎていたので、あたしたちはそれぞれの仕事場に戻った。