「星野さん……。

いくらなんでも、それは良いように言い過ぎですよ……」






「そうかなぁ?」






「そうですよ!

もー、聞いてるこっちが青ざめちゃうくらい、すごい剣幕だったんですから……。

あいつ絶対そのうちどこかに飛ばされますって。


ほんとに、傍若無人にも程があります」







星野さんはくくっと笑いを洩らして、「まぁ、ああいう人材も一人くらい必要だよ」と言った。





でも、蓮見は、一人どころか十人分くらいの影響力があると思うので、やっぱり周りは気が気じゃないのだ。




野沢部長や星野さんくらい心の広い人ばっかりだったらいいんだけどね!





あたしは会議の資料をデスクに置き、とりあえず一旦休憩しようと、給湯室に向かった。