そうなんだ。



あたし、料理に関しては、自信がないわけじゃない。




てゆーか、謙遜を忘れてぶっちゃけると、けっこう自信ある。





外食でおいしいもの食べるのが好きだから、それを再現したくて家で試行錯誤することも多い。





とくに、卵料理の火加減は、我ながらななかのものだ、と自負しているのだ。





ほらほら、このオムレツ。




皿を持って揺らすと、ふわっふわのぷるっぷる。




そして、軽く焦げたベーコンの香ばしさ。






あー、おいしそうだなー。




読者の皆様に見せてあげられないのが残念だなー。






あたしたちはリビングに戻り、テーブルの上にオムレツトーストを載せ、手を合わせた。