「偉そうに………」






蓮見が顔をしかめている。






「というか、3メートルって………」






そして、あたしを洗面所に残し、後ろ向きに数歩、進んだ。



リビングの入り口を通り過ぎ、止まる。







「これくらい距離あるぞ?

こんなに離れてたら、仕事中、まともに話もできねえじゃねえか」






「うっ、たしかに………」






3メートルは思いのほか遠かった。







「………じゃあ、1メートルで許してやる。

半径1メートル以内、立入禁止。

破ったら、あんたがあたしを襲ったこと、ツイッターでばらまいてやるからね!!」






「わかったよ。ったく、わっけわかんねえな」