「………っ、と、とにかく!!」





「あぁん?」






蓮見が眉根を寄せて睨みつけてくる。



あたしも負けじと、最大限の目力を込めて睨み返す。






「あのね、あたしはね………」





「なんだよ!?」





「あんたみたいな、浮気性の女たらしは………大っ嫌いなの!!」





「はぁっ!?」





「あんたに近づくと、妊娠でもしかねない!!

今後、いっさい、あたしの側に寄らないで!!

半径3メートル以内、立入禁止!!」






あたしは勢いにまかせて、思いのたけをぶちまけた。