「………触ったよ、馬鹿っ!!」






あたしはキャミソールとブラの肩紐を元に戻し、蓮見をきつく睨みながら怒鳴った。





蓮見はしばらく唖然としていた。






「……………」





「……………」






3分は経ったんじゃないか、と思われるころ。






「………すまん。間違った」









ーーーはぁっ!?




なんだって!?






『間違った』、だとぉっ!?







誰とだよっ!!




秘書課の美女、A子かっ!?



それともB子か、C子かっ!?








「は? 誰だよ、栄子って」






「……っ!!」






やばい、声に出しちゃってたらしい。