繊細なつくりの端正に整った顔。



その中でひときわ際立つ、きれいな瞳。


窓から射し込む微かな明かりを受けて、濡れたように煌めいている。




なんだか、吸い込まれそう………。


くらくらしてくる。




このまま、なにも考えずに、身を委ねてしまいたくなるような………。













―――いやいやいや、ダメでしょ!!


流されちゃダメでしょ!!



理性を保て、あたし!!



あたしは、ふんっと気合を入れて。


キャミソールの下であたしの胸に触れようとしている手を、思いっきりつねった。