「…………え」








予想外の光景に、動きが止まる。









「………は、蓮見……?」









ーーーそう。




あたしの上に覆いかぶさっている、その、おそろしいくらい整った顔は。





まぎれもなく、蓮見だった。








…………えーーーーっ!?





なっ、なんで蓮見が、こんなところに!?





いやいや、ってゆーか、なんで蓮見が、あたしを襲わんとしてるのっ!?







まったくもって理解不能な事態に、あたしの思考も身体も、完全にフリーズする。