私がそう尋ねると、龍平はニヤけた表情を浮かべて、何かを揉むような仕草を見せたのだ。
「あの大きさは……美雪の胸に間違いないぜ!」
自信たっぷりに断言する龍平。
「……って、あんた本人がいないからって何やってんのよ! 揉んだんでしょ!? その手は!!」
うっわ、マジで引くわ。
あの状況下でよくそんな事ができるよね。
「し、仕方ねぇだろ! こう……目の前にぷくっと膨らんだ柔らかそうな山がふたつあったら、その誘惑に勝てるかよ! 俺は本能に従ったまでだ!」
なんか……こいつのおかげで助かったと思ったら、情けなくなってきた。
それよりも、昨日私が言った事とプラスして、美雪がものすごく哀れに思える。
「あんた……もしかして制服脱がせて直接触ってないよね?」
そんな事をしていたら、こいつとは本気で縁を切ろう。
「し、してねぇよ!」
龍平はそう言うものの、なんだか怪しい。
「まあいいや。私のカラダをいじくられたわけじゃないし」
「そ、そうだぜ。俺は誰のカラダか確かめただけで、やましい気持ちなんかなかったぜ!」
おいおい、さっきと言ってる事が全然違ってるよ。