「あゆみ……あ、でも健司と俺じゃなくて、俺と健司な! 健司の方がおまけ」
どうでもいいわ!
あんた達ふたりは、もれなくどちらもおまけでしょうが!
「あゆみと留美子が良いなら良いんだけどさ……本当にカラオケに行くの?」
何だか心配そうに尋ねる美雪。
美雪が何を心配しているのかは分からないけど、こいつらと買い物に行っても、「早くしろー」とか言われるだけだし、私は別にそれでも良かった。
その後、私達は龍平の希望通り、カラオケに来ていた。
「フゥーッ! センキュー!」
マイクを手に、汗だくで熱唱した龍平が、人差し指を天井に向けて叫ぶ。
パチパチ……と、美雪の拍手だけが聞こえて、まったくと言って良いほど盛り上がっていない。
「ほら、だから言ったじゃない。絶対にチョイス間違ってるよ」
美雪はこうなる事を予想していたのだろう。
健司は寝てるし、あゆみはきっとお兄ちゃんとメールでもしているのだろう。
美雪は歌わないし、龍平と私だけがバカみたいに点数を競っている。
……大失敗じゃん。
どうでもいいわ!
あんた達ふたりは、もれなくどちらもおまけでしょうが!
「あゆみと留美子が良いなら良いんだけどさ……本当にカラオケに行くの?」
何だか心配そうに尋ねる美雪。
美雪が何を心配しているのかは分からないけど、こいつらと買い物に行っても、「早くしろー」とか言われるだけだし、私は別にそれでも良かった。
その後、私達は龍平の希望通り、カラオケに来ていた。
「フゥーッ! センキュー!」
マイクを手に、汗だくで熱唱した龍平が、人差し指を天井に向けて叫ぶ。
パチパチ……と、美雪の拍手だけが聞こえて、まったくと言って良いほど盛り上がっていない。
「ほら、だから言ったじゃない。絶対にチョイス間違ってるよ」
美雪はこうなる事を予想していたのだろう。
健司は寝てるし、あゆみはきっとお兄ちゃんとメールでもしているのだろう。
美雪は歌わないし、龍平と私だけがバカみたいに点数を競っている。
……大失敗じゃん。