カラダ探し~第三夜~


高広さんは熱血漢だけど、武司さんは少し残虐と言うか……龍平にはかなりきついんだよね。


「そうじゃねぇけどよ……」


いや、そうでしょ。


などと心の中で突っ込みをいれながら、歩き続けた。


健司の家の前を通り、私の家の近くを通って。


さらに歩くと、明日香さんの家の屋根が見えてきた。


家の前には車が停まっていて、その横には高広さんや武司さん、結子さんの姿も見える。


「なんだ、明日香さんの家にいるじゃん。高広さんの車だよね、あれ」


高広さんの家は、明日香さんの家の近くで、まあどっちかにいるとは思ってたけど。


「じゃあ皆、私はここで待ってるわ。誰の意識の中か分からない以上、うかつに候補者と接触するわけにはいかないから」


そう言い、近くの電信柱に身を隠した美紗。


なんかそんな事も言ってたなあ。


美紗がダメなのに、私達は大丈夫なのかな?


まあ、美紗が何も言わないって事は問題ないんだろうけど。


とりあえず美紗と別れて、私達は高広さん達のところに駆け寄った。


「お兄ちゃん!」


高広さん達の見送りに来たってのに、このブラコンは……。


「おう、お前らやっと来たのかよ。高広達が帰るところだったぜ?」