パァッと明るい光が指と脚の接点から放たれて……スゥッと私の身体に吸い込まれたのだ。
光が収まり、左脚が戻ったという実感がある。
「良いなあ……もしも全部そろっても、私のカラダを探すの手伝ってよね?」
浮かれる私の隣で、心配そうにあゆみが尋ねた。
「大丈夫だって、私があゆみを見捨てるはずがないでしょ?」
「そう? だったら良いんだけど」
何よぉ、まるで私が手伝わないっていうのが大前提みたいな言い方じゃない。
そりゃあ、少し前までの私なら、そう思われても仕方ないし、こんな事を言われたら怒ってたかもしれないけどさ。
「それじゃあさ、さっさと残りを調べて、次の部屋に行こうよ。早く見つけないと、あゆみも不安だもんね」
「……どうしたの? なんか、いつもの留美子とは違うみたい。まあ良いけど」
そう言って、まだ調べていない場所を調べ始めるあゆみ。
私も元の場所に戻り、再び戸棚を調べ始めた。