何だか怒ってるような、予想外の人数に驚いているような、微妙な表情で私達を見ている。


「4人もいたのか。あゆみと龍平は分かるけどさ、こっちの子は? お前らとは制服が違うけど」


「初めまして、浦西君。私は小野山美紗。先日引っ越してきて、皆とは同じクラスなのよ」


私が紹介するより早く、一歩前に出て、自己紹介をする美紗。


「初めまして。で、皆は美雪の事と何か関係があるのか? 関係がないなら、繊細な話だから遠慮してもらいたいんだけど……」


まあ、自分の彼女が連絡をくれない原因を知りたいなんて、言えないよね。


「関係ないわけじゃないわね。柊さんでは説明できないかもしれないから、私達も来たのよ」


「……だったら良いけどさ。とにかく入れよ。話はそれからだ」


私が何も言わなくても、美紗が受け答えをしてくれる。


翔太さんを説得できれば……とか言ってたし、私はあまり話さなくても良いかもしれない。


喧嘩の原因となった事は言わないといけないだろうけど……。


家の中に入り、重い足取りで、先を行く翔太さんの後を歩いて部屋に到着した。


部屋の中に入り、床に腰を下ろした私達の前に翔太さんが座った。