「バ、バカ! 何言ってんの!? 私は普段はもっとエロい下着を……って、なんであんたなんかにこんな事言わなきゃならないのよ!」
ちょっと漏らしたのに下から見られたなんて……透けてないでしょうね?
赤いレースのパンツをバカにされたり、今の綿パンをバカにされたり……なんなのよ今日は!
それも腹が立ったけど、龍平が何もなかったように私の前にいるのが不思議だった。
「それより! なんであんたは私を追いかけて来たのよ! あんた、私に怒ってないわけ!?」
「は? 俺がなんで怒るんだ? もしかして朝の事か? あんなのいつもの事だろ」
呆れたようにハハッと笑う龍平。
私って、そんなにいつも怒ってるのかな?
それとも龍平が特別なのか。
なんにしても、これじゃあ私の方がガキに見えるじゃない!
「フ、フフン。だったら良いんだけどね。それより龍平、あんた健司のカラダ見てない? それがないと、私のカラダの場所を教えてくれないのよ」
龍平にはまだ腹が立ってるけど、そんな事を言ってる場合じゃない。
使えるものは何でも使わないと。