看護師と思われる女性が2名、部屋に走りこんでゆく。
その後ろから、部屋に。
「実羽!」
お姉ちゃんが叫んだ。
ひとりの看護師がなにか鋭く言いながら、私にぶつかって部屋から出て行った。
「・・・ソムチャイ」
ソムチャイの体から出たコードがつけられた機械が、悲鳴をあげるような音をたてている。
ドラマとかで見るやつ。
その数値がみるみる下がってゆく。
なにが起きているのがわからない。
「実羽、こっち」
お姉ちゃんが手ひいて、動けない私をソムチャイの前へ。
ソムチャイの耳に顔をつけてなにか話していたソムサックが立ち上がった。
その顔が、涙で濡れている。
その後ろから、部屋に。
「実羽!」
お姉ちゃんが叫んだ。
ひとりの看護師がなにか鋭く言いながら、私にぶつかって部屋から出て行った。
「・・・ソムチャイ」
ソムチャイの体から出たコードがつけられた機械が、悲鳴をあげるような音をたてている。
ドラマとかで見るやつ。
その数値がみるみる下がってゆく。
なにが起きているのがわからない。
「実羽、こっち」
お姉ちゃんが手ひいて、動けない私をソムチャイの前へ。
ソムチャイの耳に顔をつけてなにか話していたソムサックが立ち上がった。
その顔が、涙で濡れている。