日曜日の朝。

LINEのお知らせ通知を確認しても、ため息。

ソムチャイへの想い。

それが大きくて苦しい時期は終わって、私は、
「自分が好きならそれでいい」
という、変な心境になっていた。

その日も、部屋でゴロゴロしていると、
「実羽~」
と下でお母さんが大きな声を出した。

「はぁい」

返事だけして、スマホのゲームを続けていると、

バンッ

と部屋のドアが勢いよく開いた。