その音が聞こえた瞬間、私は絶叫していた。

頭がおかしくなりそうなくらい、声が体中からしぼりだされ、それは鳴き声に変わった。

守は、宙から床に降りると、
「あーあ。死んじゃった」
とクスクス笑う。

「そんな・・・」

守の笑顔があまりに無邪気で、信じられない気持ちで私はつぶやいた。

ゆっくりとこっちに歩いてきた守は、しゃがんで私をのぞきこんだ。

「だいじょうぶ?」

「う・・・」

しゃべりたくても、涙が後から後からあふれて、声にならない。

・・・私が来たばっかりに


心で何度も思う。