「僕は・・・」
守が健治の耳元に顔を寄せた。
「悪魔に命をささげたんだ。君もそうしたら?そしたら僕を止められるよ」
健治はそれには答えずに空に浮かぶ月を見た。
・・・あんなにきれいだったかな。
ズズッ
後ろから音がして健冶は頭だけ動かしてそちらを見た。
「おねがい・・・。やめて・・・」
桜が、こちらに這いずってきていた。
「ふん」
守が一瞥をくれる。
「桜、来るな!」
健治の叫びにも、桜はその進みをやめない。
守が健治の耳元に顔を寄せた。
「悪魔に命をささげたんだ。君もそうしたら?そしたら僕を止められるよ」
健治はそれには答えずに空に浮かぶ月を見た。
・・・あんなにきれいだったかな。
ズズッ
後ろから音がして健冶は頭だけ動かしてそちらを見た。
「おねがい・・・。やめて・・・」
桜が、こちらに這いずってきていた。
「ふん」
守が一瞥をくれる。
「桜、来るな!」
健治の叫びにも、桜はその進みをやめない。