「やっぱり・・・呪い?」

「そうとしか考えらんねーだろ」

目頭を押さえる健治。

彼も寝ていないのだろう。

「あの遺書に書いてあった名前、覚えてるか?」

「・・・うん」

南山健治 稲垣亜矢音 富田知佳、和田先生

そして・・・。

「榊原健治、あとは俺だけだ。俺が死ねば、全部終わるんだろうな」
健治がつらそうに言った。

「でも、それが終わってもクラス全員を皆殺しにするって・・・」

記憶をたどりながら私は言った。