朝から雨が降り続いていた。
いつものように図書室にいると、正輝がやってきた。
「昨日はどうだった?」
と尋ねる正輝を座らせると、私は昨日の出来事を話した。
「へぇ・・・、それで家に帰っちゃったんだ?」
正輝は目を丸くしたかと思うと、おかしそうに笑い声を上げた。
「全然笑えないし。誰かさんが『言わない方が後悔する』なんて言うから勇気を出して言ったのに、その結果が平手打ち。言って後悔、だよ」
ふくれっつらで文句を言う私に正輝は、
「ああ、ごめんごめん」
と、笑い顔を隠すようにして謝った。
正直、昨日は悔しくって眠れなかった。
今朝だってそれを引きずってるし・・・。
でも、それよりも、今日は・・・。
いつものように図書室にいると、正輝がやってきた。
「昨日はどうだった?」
と尋ねる正輝を座らせると、私は昨日の出来事を話した。
「へぇ・・・、それで家に帰っちゃったんだ?」
正輝は目を丸くしたかと思うと、おかしそうに笑い声を上げた。
「全然笑えないし。誰かさんが『言わない方が後悔する』なんて言うから勇気を出して言ったのに、その結果が平手打ち。言って後悔、だよ」
ふくれっつらで文句を言う私に正輝は、
「ああ、ごめんごめん」
と、笑い顔を隠すようにして謝った。
正直、昨日は悔しくって眠れなかった。
今朝だってそれを引きずってるし・・・。
でも、それよりも、今日は・・・。