こころ食堂のおもいで御飯
~前に進むための肉じゃが定食~
作品あらすじ
“あなたが心から食べたいものはなんですか?”――不幸続きだった結がたどり着いたのは「おまかせで」と注文すると、望み通りのメニューを提供してくれる『こころ食堂』。結は、店主の一心に救われ、この店で働き出して早一年。お節介な商店街のメンバーは相変わらずだが、結の一心への気持ちは膨らむばかり…。そんな矢先、結の母親が入院することになり、一心と共に母を元気づける“特別”なカレーを作る。辛いときいつもそばで支えてくれる一心の優しさに結の心は揺れて…ついに想いを伝えることを決心するがーー。不器用なふたりの恋の行方は?癒しのごはんシリーズついに完結!
作者コメント
こんにちは、栗栖ひよ子です。このたび、『こころ食堂のおもいで御飯』の完結編をみなさまにお届けできることになりました!三作目という位置づけではありますが、ここからお読みいただいても大丈夫です。結と一心の恋の行方や、ミャオちゃんや響さん、四葉さんの転機など、まごころ通りメンバーの終着点を見守っていただけたらうれしいです。あなたの隣に、いつでもこころ食堂がありますように。
~PROFILE~
栗栖ひよ子(くりすひよこ)
茨城県在住。2018年『菓子先輩のおいしいレシピ』で「小説家になろう×スターツ出版文庫大賞」特別賞を受賞し、書籍化デビュー。著書に、『こころ食堂のおもいで御飯~仲直りの変わり親子丼~』『こころ食堂のおもいで御飯~あったかお鍋は幸せの味~』『恋する金曜日のおつまみごはん~心ときめく三色餃子~』(スターツ出版文庫)『ポンコツ女子、異世界でのんびり仕立屋はじめます』『異世界でお菓子を振舞ったら、王子と竜騎士とモフモフに懐かれました』(ベリーズ文庫)などがある。優しさと温かさに満ち溢れた作風は、読者の心を解き、涙を誘う。