幼くして母を亡くし、資産家の父に箱入り娘として大切に育てられた七宮真白。短大の卒業が迫ったある日、父に突然「お前の結婚が決まった」と告げられて…!?　政略結婚のお相手は本家の華宮家の天狐を宿すといわれる青葉だった――。翌日、嫁ぎ先へ向かった真白。そこに現れたのは、絹糸のような白い髪をたなびかせた容姿端麗な天狐・青葉。「愛は必要としていない」とだけ真白に告げると彼は消えていってしまい…。それでも真白は青葉と仲よくなれないかと考え、彼との距離は少しずつ近づいていき…!?　おっとりとマイペースな真白と、警戒心の強い謎めいた青葉の愛の行方は…!?

こんにちはクレハです。このたび「嫌われ者の天狐様は花嫁の愛に触れる」という作品を連載させていただくことになりました。短編になりますので、なかなか長編は大変という方にも気軽に読んでいただけると思います。おっとりした主人公と、ちょっと天然の入ったヒーローのほのぼのとしたストーリーを楽しんでいただけたら幸いです。