世界のはじまる音がした

作品あらすじ

「あたしのために歌って!」周りを気にしてばかりの地味女子・美羽の日常は、自由気ままな孤高女子・楓の一言で一変する。半ば強引に始まったのは、“歌ってみた動画”の投稿。歌が得意な美羽、イラストが得意な楓、二人で動画を作ってバズらせようという。自分とは正反対に意志が強く、自由な楓に最初こそ困惑し、戸惑う美羽だったが、ずっと隠していた“歌が好きな本当の自分”を肯定し、救ってくれたのもそんな彼女だった。しかし、楓にはあるつらい秘密があって…。「今度は私が君を救うから!」美羽は新たな一歩を踏み出す――。

作者コメント

こんにちは、菊川あすかです。今回、2度目となる特別連載をさせていただきます。

ダブル主人公の今作では、それぞれに苦悩を抱える女の子2人が出会うことにより、少しずつ変わっていく。そんなお話です。

お互いを想い、励まし合いながらたどり着く2人の世界を、書籍にて最後まで見守ってくださると嬉しいです。

~PROFILE~
菊川あすか(きくかわあすか)

東京都在住。2017年、『君が涙を忘れる日まで。』(スターツ出版文庫)でデビュー。その後の著作に、『君がくれた最後のピース』(実業之日本社文庫GROW)、『大奥の御幽筆』シリーズ(ことのは文庫)『雨上がりの空に君を見つける』(スターツ出版文庫)などがある。共感度の高い等身大のキャラクター、心救われる感動ストーリーが人気。

書籍情報

2024年10月28日発売

自分に自信のない地味女子×自由気ままな孤高女子

好きな私でいればいい、君が教えてくれた。“好きなこと”で繋がる、正反対な二人の青春

『世界のはじまる音がした』

菊川あすか/著

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