3/6公開のアニメーション映画『花緑青が明ける日に』ノベライズ発売!

2025年12月28日発売
きみと過ごした2日間で僕は前に進む勇気がでたんだ――。
『花緑青が明ける日に 僕が信じた幻の花火、きみとの奇跡の2日間』
蒼山皆水/著 、四宮義俊/原作
イラストレーター:四宮義俊
【 あらすじ 】
花火工場に生まれた敬太郎には幻の花火“シュハリ”を上げる夢がある。しかし、工場は町の再開発で立ち退きを迫られていた。シュハリの完成に苦戦する敬太郎のもとに東京にいた幼馴染のカオルが現れる。「上げようよ。敬太郎の花火」――カオルの言葉に自信を取り戻す一方、思い出す過去の痛ましい記憶。しかし「もう逃げない。前に進むんだ」と、町のため、夢のため、何よりも自分のために再び立ち上がる。シュハリの鍵を握る美しい青色の顔料「花緑青」とともに彼女と奇跡を起こすことができるのか――。話題作のノベライズ!
【 著者コメント 】
こんにちは。蒼山皆水です。映画『花緑青が明ける日に』のノベライズを担当させていただきました。貴重な機会をいただけて、大変嬉しく思っております。ものすごくドキドキもしています。約3年半ぶりに幼馴染と再会した男の子が、幻の花火を上げるために頑張るお話です。力を合わせて困難を乗り越えていくふたりの姿を、温かく見守っていただければと思います。2026年3月公開の素敵な原作映画と合わせて、お楽しみいただけますと幸いです。
映画『花緑青が明ける日に』とは
日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督など名だたる監督のアニメーション作品に参加し、CMやミュージックビデオなどジャンルを超えて様々な創作活動を行ってきた四宮義俊。自身のオリジナル脚本で描く、初の長編アニメーション監督作。
声優初挑戦となる若手実力派俳優の萩原利久と古川琴音がW主演を務め、等身大かつ瑞々しい演技で命を吹き込む。さらに、時代を代表する傑作を彩り続ける入野自由と、数々の話題作で圧倒的な存在感を放つ岡部たかしが脇を固める。本作はフランスの気鋭スタジオMiyu Productionsとの日仏共同製作であり、制作中の注目作として2024年第77回カンヌ国際映画祭でのアヌシー・アニメーションショーケースに選出され、世界的な注目を集めている。
ストーリー
「その花火は、宇宙を切り取ったんだ―」
老舗の花火工場・帯刀煙火店は、町の再開発により立ち退きを迫られている。そこで育った帯刀敬太郎(萩原利久)は、蒸発した父に代わり幻の花火<シュハリ>を完成させようと独りで奮闘していた。
夏の終わりの日、東京で暮らす幼馴染のカオル(古川琴音)が地元に戻ってきた。敬太郎の兄で市役所に勤める千太郎から立ち退き期限が明日と知らされ、4年ぶりの再会を果たす3人。失われた時間と絆を取り戻すようにぶつかり合いながら、花火の完成と打ち上げを巡る驚きの計画を立てるのだが――。
幻の花火に託された希望と、その鍵を握る「花緑青」。火の粉が夜を照らし、新しい朝を迎えるとき、敬太郎たちが掴むそれぞれの未来とは?
花緑青とは
燃やすと青くなる緑色の顔料。
しかし、その美しさと引き換えに毒性を含むため、現在ではほとんど使用されなくなった。
映画『花緑青が明ける日に』データ
■公開日:2026年3月6日(金)
■キャスト
帯刀敬太郎 役:萩原利久
式森カオル 役:古川琴音
帯刀千太郎 役:入野自由
帯刀榮太郎 役:岡部たかし
■スタッフ
原作・脚本・監督:四宮義俊
製作:A NEW DAWN Film Partners
制作:アスミック・エース/スタジオアウトリガー/Miyu Productions
配給:アスミック・エース
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