辺境の獣人村でのんびりと農園を始めた、元宮廷錬金術師のイサギ。収穫した野菜は獣人から大好評で、大きな販売所を作ったり、王都から料理人を連れてきてカフェを開くことに。並行して農作物を収穫したり、便利な魔道具を製作したりと充実した日々を送っていた。

ある日、獣王・ライオネルから「砂漠に農園を作ってほしい」と依頼が舞い込む。さらに驚くことに、サポート役として獣王国の第一王女・レギナと砂漠を旅することに!?

砂漠に住む彩鳥族と水源を探したり、猫獣人メイドのメルシアと品種改良を進めたり、ときには宴を開いておいしいものを食べたりしながら、イサギの錬金術で砂漠の動植物や魔物の生態を解明！　ついに枯れた砂漠の地で農作物の収穫に成功する。

イサギが新たな仲間とともに悠々自適な生活を送る一方で、イサギの追放により作業が追い付かなくなった帝国では、何やら不穏な動きが起こっているようで…？

ありがたいことに読者の皆様に支えられて続きを書くことができます。ありがとうございます。二章はイサギたちの活躍する舞台が少し変わります。一巻同様にほのぼのとしたところは変わりませんので、引き続きイサギたちの錬金術師ライフを楽しんでもらえたらと思います。